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    2018/06/07
    パッシブハウスジャパン東北エリア勉強会
    6月6日・7日の両日(一社)パッシブハウスジャパン東北エリア勉強会が開催され、

    取材でお邪魔しました。

    「パッシブハウス仙台徹底解説」と称し建築中の菊池佳晴建築設計事務所の建物について

    1日目は座学で解説。2日目は実際の現場を見学です。

    初日の座学では住まい環境プランニング古川代表より住宅の結露のメカニズムとその対応策

    などをお話。自社で作成する施工マニュアルの紹介もありました。

    目的はお客様の快適を追求するためで、施工者に「なぜそれをする必要があるのか」を理解して

    もらい、施工精度を上げるためのマニュアルだとお話しされました。

    イーシステムの横山社長からは、仙台パッシブハウス(仮称)の設備について解説です。

    パッシブハウス認定基準である「年間の冷暖房負荷15kWh/㎡」をクリアすべく

    断熱材やサッシの構成を考えるそうです。

    暖房は太陽集熱温水をタンクに蓄え温水パネルヒーターに供給します。バックアップとして

    薪ストーブボイラーを同様にタンクに接続します。第一種熱交換換気システムはドイツパッシブ

    ハウス研究所の認定を受けたジェイベックのものを採用。また、冷房に井戸水とヒートポンプの

    ハイブリッド接続や換気のOA(外気導入)経路にラジエターボックスを設置、給気の除湿をする、

    などいくつかの新しい試みも盛り込まれるようです。

    座学の最後は施主で設計者でもある菊池佳晴さんから、ご自身の取組みや建築に対する想いなどの

    お話がありました。設備に頼り切りではない自然を感じられる建物を作っていきたいという言葉が

    印象的でした。

     

    2日目の現場見学。

    現場は仙台市内の中心部にほど近いながらも後ろに小川が流れ、前には学校があり、と穏やかな

    エリアです。断熱材であるウッドファイバーが山と積まれた現場はちょうど前の日に取付を終えた

    というノルドの木製サッシが収まりもフォルムも美しく、建物に花を添える形となっています。

    0勾配屋根を採用したり、建物としてもチャレンジが随所に見られました。

    全体として重厚感のある建物に仕上がりそうでとても楽しみです。

     

    参加されたパッシブハウスジャパンの会員の面々の真摯に勉強する姿勢がまた印象的でした。